綺麗な薔薇には棘も剣も華もある 〜薔薇水晶考察2〜

 SSにてばらしーに主役張ってもらったので、考察もばらしーで
行ってみようと思います。


 前の考察の時にも書いたように、動いて……というよりは
生きている目的には「『薔薇乙女を超える人形を作る』槐の願いを
叶える」ものがあります。


 薔薇乙女を超えるにあたって槐(もしくは例の兎)が導き出した
答えとは『アリスゲームバトルロワイアルで制する』で、
アニメはその方向で動いて行ってますね。銀とか蒼(何れも2期当時)
の結論とも同じものになってます。


 んで、アニメの中では銀たちは契約者をはじめとした周りの方々
(ドール含む)の存在もあり、それが全てではないと気づき始め、
最終的にほかならぬローゼンによって明かされます。


 ばらしーはそれがありませんでした。理由はもう鉄板、
「槐を愛していたから」です。眼帯で感情を抑えつつも、
愛する感情はそのままでした。聴いた話、人間でも同じ
事が言えるらしく、全部の感情の中で最後まで残るのは
愛情らしいです。


 年代考察や俺のSSでも出していますが、ばらしーは
「第7ドールが存在することの裏付け」として生まれた
のではないかと考えております。アニメの中では、
「実体の第7ドール」はこの娘しかいないんで……


 ともあれ、nのフィールドに行けるうえ、取り込んだ
ローザミスティカを持っていた姉の能力を使えてしまい、
さらに戦闘能力にも長けた彼女。アリスへ羽化せず散って
しまった以外は、間違いなく薔薇乙女と並ぶ、いや凌駕する
存在といえるでしょう。そしてそれを作った槐、恐るべし。