白い服の天敵はカレーうどんと墨汁 〜雪華綺晶考察〜

 ドール考察の第7弾は、第7ドールの雪華綺晶で行きます。
第1部Phase29から登場し、ものすごい勢いで暴れていきましたが
その流れはもう少し続きそうです。


 とにかく彼女は名前から髪、肌、服に至るまですべてが「白」。
真っ白が故に、何物にも染まり得ます。漫画では恐ろしいことに、
雛苺を襲い、さらには蒼星石すらも取り込んでいましたね。


 新装版第1部の表紙から比べると身体はドールズの中で一番大きく、
90cmある水銀燈を凌ぐ大きさです。ヘタすりゃ1mあります。
が、コイツには体はありません。アストラル体、精神のみで存在して
いるというとんでもない奴です。人工精霊も見当たりませんし、
ドールズの中でもかなり特異な存在です。


 世紀の人形師ローゼン生涯最大の作品のトリを飾ったのは、
なんとボディのない人形ということになります。ヒナまで作って
たどり着けなかった先の答えが「ボディを持たぬドール」という
ことなのでしょうか。


 俺は以前に、フランシーヌ(少女)と同じ霊の形なら、理想に
もっとも近づけるのではないか? と考察したのですが、この
きらきーにも自我はあります。きらきーからすれば、いやこれは
全姉妹にも言えますが、たまったもんじゃないでしょうね……
それでも、オヤジの願いをかなえたいと。うーむ……


 ちなみにコイツは、ドールの中にあるローザミスティカではなく
ドールと契約している人間の方を集めてアリスを目指すという、
かなり異質な方法で今まで動いてきています。人間は結晶の中に
閉じ込められ、苗床という形にされて力を吸われていきます。
契約者のオディールや一葉がそのなかに居ましたね。


 雪華綺晶は登場するたびに哲学的な台詞をしゃべりますが、
ある意味でヒナ以上に達観しちゃってるのかなー、と思うこと
があります。「誰が殺した 駒鳥さん」は非常にブルッときました。
ラプラスもそれ以上に変な台詞を吐いていきますから、並の人間
はとてもnのフィールドには行けないのでしょう。


 そしてある意味特徴的なのが……かなり色っぽいという点です。
とにかく色仕掛けで来ることが多く、ジュン(19)の方に契約を
迫った時は多くの読者に衝撃を残したことと思います。もう、
なんというか モロです。目安としてはBIRZ8巻口絵の銀様の
7倍くらいと考えてください(笑)


 第7ドールがばらしーだったアニメ2期12話にも出演していますが、
出演時間なんと「10秒」。何故かラプラスが手にしているローザ
ミスティカ2個の光を微笑みながら見ている様を2アングルだけ見る
ことができます。喋ってないのでCVはいません。
ゲーム版にいた気がしたのですがどうなんでしょう……
(※余談ですが、俺は「ジャぱん」の月乃の声で脳内再生して、
 SS書いたりとかYJ読んだりとかしてます(笑))


 きらきーのグッズは少なく、オークションに出るともの
すごい値段をたたき出したりします。俺が見た中で最高値は、
きらきーのカッコをしているプーリップ(高さ50cmくらいの
ドール。関節が球体。)でなんと九万円でした。
いやまあ、いつかきらきーのフィギュアは買いますけどね。



 さてドールズ考察もLAP1は残り1体。第8弾は真紅で行きます。